投稿者: 樋口 雄哉

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学生のあいだをとおして、20世紀フランスの哲学者エマニュエル・レヴィナスの哲学を研究してきました。ノラ博士になってからは、初期レヴィナス哲学のコンテクストのひとつとして、20世紀前半のフランスの思想的状況にも関心を寄せています。私の研究方法はもっぱら文献読解で、研究スタイルはかなりインドアーです。海外へ「調査」に行くことがあっても、研究者と話すか図書館や本屋で資料を集めること以外、特にすべきことがありません。そこで、ここでは研究から直接得られた知見というより、研究のついでにした寄り道や脱線、研究から逃避して行った遊びなど、哲学の研究者としては少し不真面目な話ができればと思います。