ウェブサイト構築

サーバー契約とドメイン取得

(前回まで)WordPressに.comと.orgの二種類あることが判明し、.orgのほうでのウェブサイト構築を決意。サーバー選びという次なる挑戦へ。

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サーバー選び

ようやく「サーバーを契約して、きちんとドメインを取得したうえでWordPressにてウェブサイトを作っていこう」という方向に決まった。ここに至るまでにどれだけ右往左往しているのか…。ここからはかなりの作業を基本的に西と山本がZOOMにて共同作業をしながら、問題が発生したら、その場でネット検索をしつつ、という感じで進めていった。

さて、サーバーといってもこれまた選択肢がいろいろある。エックスサーバー、ロリポップ、さくらレンタルサーバー等々。次はサーバー比較サイトを漁った。サーバーを契約するだけで一苦労である。そもそも比較サイトの比較項目に登場する専門用語がわからないのだ。

わからないなりにも、自分たちのウェブサイトの目的と料金を考えつつ、どうやらロリポップがよさそうだということに落ち着いた(ロリポップのスタンダードプランにした)。こういう契約ごとはとくに注意が必要だ。一人でやるのは危険すぎる。チェックを入れるべき箇所、外すべき箇所などなど、どこにどんな落とし穴があるのか、どんな追加料金をとられるかわかったものではない。結局このときは独自ドメインは取得に料金が発生するからやめておこうということで、ロリポップのドメインを取得した(これがのちに悲劇を引き起こすことになる)。こうしてようやく私たちはサーバー契約を結び、ロリポップドメインも取得して、無事にWordPressをインストールすることに成功した。

いよいよWordPress.orgの世界へ

WordPressをインストールし、二人でデザインやらなにやら編集を始めることになった。ここでの右往左往ぶりは書ききれないほどである(しかし無料版であるWordPress.comのわけのわからなさはこれを上回っていた)。今でもほとんどの機能がわかっていない。たとえばフォントの変更である。ポップなイメージにしたいのに、どうしても一部明朝体がしぶとく残ってしまっており、どうにかしたいと、かなり長期間ストレスになっていた。フォント関係のあらゆるプラグインをインストールしては、使いこなせずに諦める、を繰り返した(これは数週間前に西氏の涙ぐましい努力によって解決したので、またこのときのことも記事にできればと思う)。今ではフォント関係は西氏のほうが詳しくなっている。「追加CSSが」「スタイルシートが」と言っているが、私にはまったく未知の言語である。

かつてのトップページ。副題だけがなぜかずっと明朝体(しかもイタリック)。
ほかと同様「小杉丸」に変える方法が長い間わからなかった。

編集ページ上で作成したはずのタブ(ページ上部の「サイトについて」など)が、ページプレビューではなぜか反映されていないという問題には参った。二人ともが途方に暮れてしまい、結局解決せずに、次回までの宿題となった。始めたばかりの私たちはタブを一個作るだけで数日かかるというレベルだったのだ(今もたいして変わらない)。

タブを一つ作るのに数日かかった。現在目下のストレスはこの謎の余り部分である。
カラー設定は以前のバージョン。

新たなる試練、SSL化

気になる箇所を手当たり次第にクリックしていくという暗中模索のなかで、妙に気になった箇所があった。WordPressのダッシュボード上に表示されている「サイトヘルスステータス」である。「サイトの状態は健康ですが、まだパフォーマンスやセキュリティを改善する余地があります。」とある。どうやら現状はhttpだけれどもhttpsにしたほうがよりセキュリティ面で安心ですよ、ということである。これをどうやらサイトの「SSL化」というらしい。

セキュリティ面の問題点とは聞き捨てならない。httpとhttpsの違いをネットでなんとなく調べてみて、ははーん、となった。たしかにウェブサイトによっては「Not secure」とトップに書かれてあるものがある。他方🔓マークがあるサイトもある。この違いか。🔓しておいたほうが、自分たちだけでなく対外的にも安心感を与えられるだろう、ということでhttpsにする(SSL化する)ことにした。我々のレベルからするとE難度級の挑戦である。

そしてこれが泥沼へ入口だとは、このときは知る由もなかった。(つづく)

自分たちなりの理解

httpとhttps:httpとhttpsの違いはホームページを見るさいの通信方式の違いである。HttpはHyper Text Transfer Protocolの略。通信データが暗号化されておらず、第三者が自由に見たり編集できたりしてしまう。たとえるならハガキである。HttpsはHypertext Transfer Protocol Secureの略。通信データが暗号化されており、第三者に見えないようになっている。たとえるなら封書である。httpsの方がhttpよりも安全な情報のやり取りが可能であり、現在はこちらが推奨されている。

SSL化:Secure Socket Layarの略。インターネット上でデータを暗号化して、送受信するための仕組み(プロトコル)である。サイトをhttpではなくhttps化、つまり暗号化して、第三者に見えないようにすることをSSL化と呼ぶ。

サーバー会社:電脳世界の大地主のようなもの。ウェブサイトを作りたい素人が増えたので、サーバー会社の多くが、ホームページ作成のためのコンテンツを提供するWordPressなどのサービスを提供している。とくにこだわりがなかったらサーバー会社の提供するサービスをワンストップで利用できるので便利である。

コンテンツマネジメントサービス(CMS):WordPress、Dreamweaverなど。プログラミングのためのHTML、CSSといったコンピューター言語が分からなくても、見栄えの良いサイトを作って記事などを簡単に投稿できるように手助けしてくれるサービス。我々のような文系の素人にとっては、プログラミング言語を書かなくてよくても難しいと感じる。最近の子供は、小さい時からプログラミングを学んでいるというので、状況はいずれ変わるだろう。

(文:山本文子)

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